伝統の100年フード部門〜江戸時代から続く郷土の料理〜
朴葉寿司
初夏、朴の葉が若葉色になると、各家庭で作り始め、昔は田植えの忙しい時期の手軽な弁当として親しまれてきました。朴葉には殺菌効果があるといわれており、持ち運びしやすく日持ちもすることから古くより田植えなど共同作業の時の携帯食に用いられてきました。 朴葉寿司の具材や調理方法は各地域、各家庭で異なっています。すし飯の上に鮭や鯖、鱒、キャラブキ、椎茸などの具をのせて朴葉で包んだタイプと、鮭や鯖、鱒をほぐしてすし飯に混ぜ、その上に具をのせ朴葉で包むタイプがあります。具はヘボ(蜂の子)など、地域特有の食材が入ることもあります。 各地域や家庭における具材、包み方はそれぞれです。葉の包みを開いて頬張ると朴の葉の香りがふんわりと漂い懐かしい味に癒されます。
【岐阜県】
①白川町観光協会 ②一般社団法人 下呂温泉観光協会 ③恵那の朴葉寿司プロジェクト
① http://kankou.town.shirakawa.gifu.jp/ ② https://www.city.gero.lg.jp/site/kanko/1239.html ③ https://tabetoru.com/blog/4478/