本文へ移動

全国各地の100年フード

カスタム検索
カスタム検索
認定年度
タイプ(複数選択可)
キーワード(複数選択可)

青森県

未来の100年フード部門〜目指せ、100年!〜
令和5年度認定

黒石つゆやきそば

「黒石つゆやきそば」はモチモチした食感の太平麺をウスターソースで炒めた「黒石やきそば」に、たっぷりの「つゆ」をかけ、揚げ玉や刻みネギをトッピングしたものです。1960年代に旧中郷中学校前にあった「美満寿(みます)」というお店で学校帰りの子供達に冷めた「やきそば」に温かい津軽そばの「つゆ」をかけて食べさせたのがはじまりだとされています。近年ではご当地グルメとして人気を呼び、各店舗により和風だしや中華スープをかけて、天ぷらや卵のトッピングをするなど、様々なタイプが登場しています。これからも地域の食文化の承継のため「黒石つゆやきそば」を広げていきます!
青森県
未来の100年フード部門〜目指せ、100年!〜
令和5年度認定

十和田バラ焼き

「十和田バラ焼き」は、牛のバラ肉と大量のタマネギを甘辛い醤油ベースのタレを絡ませながら鉄板の上で炒め、タマネギがあめ色になるまで焼き締めた料理です。バラ焼きは、戦後間もない頃の三沢市で誕生し、その後同じ文化圏である十和田市に伝わりました。もともと馬肉が流通していた十和田市において、牛のバラ肉は全く違和感のないものでした。また、戦前から十和田市内ではめん羊の飼育が大規模に行われていたことから、家庭で羊肉に下味を付けて鉄板で焼いて食べており、バラ焼きが流行する土壌があった十和田市において、バラ焼きはあっという間に広まります。牛のバラ肉と大量のタマネギを炒めるのが昔からのスタイルですが、現在では、タマネギのほか、ピーマンが入っていたり、ニンジン、キャベツ、モヤシ、シメジが入っているお店もあります。
青森県
伝統の100年フード部門 〜江戸時代から続く郷土の料理〜
令和4年度認定
有識者特別賞

八戸せんべい汁

八戸地方で200年以上も食べ継がれてきた郷土料理「八戸せんべい汁」。東北地方太平洋側北中部では、冷夏をもたらすやませに悩まされており、特に江戸時代の小氷期には稲作の不作対策として小麦や雑穀も栽培されてきました。練った小麦粉を焼いた煎餅を用いることで保存がきき、八戸せんべい汁は家庭料理として受け継がれてきました。肉や魚、野菜やきのこなどでダシを取った汁の中に、汁物専用の「おつゆせんべい」を最後に割り入れ、煮込んで仕上げます。鶏だしのしょう油系や魚だしの塩系、馬肉鍋に入れる味噌系など、様々な食べ方があります。美味しいダシ汁が沁み込んだせんべいのツルツル、モチモチした独特の食感は、まるでパスタのアルデンテのようです。どこか懐かしい、愛情を感じる味、家庭料理として食べ継がれてきた八戸せんべい汁で、身も心も温まる味わいを楽しんでみてはいかがでしょうか。
青森県
伝統の100年フード部門 〜江戸時代から続く郷土の料理〜
令和3年度認定

清水森ナンバ一升漬

津軽地方の在来種のトウガラシで風味豊かな「清水森ナンバ」を米麹と醤油で漬け込んでつくる伝承料理です。約400年前に、津軽の藩祖津軽為信が京都から持ち帰って広めたと伝えられています。清水森ナンバを一升と米麹一升、醤油一升を混ぜ合わせて作ります。すべての材料を一升ずつ使って仕込んだことからこの名前になりました。炊きたてのご飯のおかずや酒のさかなとして食されます。また、刺身、豆腐、納豆、卵かけご飯などに醤油代わりにも使われます。清水森ナンバはよく洗い小口切りにし、きれいに洗った樽に材料を全部入れて、まんべんなく混ぜ合わせ、そのまま樽に蓋をして3ヶ月以上おくと味がなじみ、美味しく食べられます。
清水森ナンバ一升漬
青森県