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令和6年度認定
久留米焼きとり
久留米焼きとりは1960年代に屋台で出されたのが始まりとされ、今では日本屈指の焼きとり密集地帯になっています。久留米焼きとりの最大の特徴は、そのバラエティの豊かさ。鶏はもちろん豚、牛、馬、魚介類、野菜、創作巻物など、幅広い食材を竹串に刺し、炭火でじっくり焼きあげます。ハルツ(心臓)やせんぽこ(動脈)など内臓ものの数が多いのも特徴で、中でもダルムと呼ばれる白モツの人気が高く、久留米焼きとりには欠かせない存在です。ダルムなどドイツ語のメニューがあるのは、久留米には医大があり、医学生が使う医学用語から派生して定着したものとされています。焼きあがった焼きとりには酢ダレがかかったざく切りキャベツが添えられ、串に刺した肉の間には玉ねぎが挟まれていることが多いのも特徴です。市内に200軒を超えると言われる焼きとり店には、夕食として来店する家族層も多く、まさに久留米のソウルフードとして親しまれています。

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