伝統の100年フード部門 〜江戸時代から続く郷土の料理〜
令和6年度認定
嬉野温泉湯どうふ
江戸時代、嬉野温泉は旅人に親しまれる宿場町でした。温泉水を使用した湯どうふは当時から親しまれており、現代でも旅館の朝食や町の飲食店の定番メニューです。特殊な性質を持つ嬉野の温泉水で煮ると豆腐が溶け出し、ふわふわと淡雪のような食感と適度な食べごたえ、大豆の甘みを感じる優しい味わいになる温泉湯どうふ。食通であった昭和の俳人「種田山頭火」も嬉野へ逗留した際「嬉野温泉独特の湯豆腐(温泉の湯で煮るのである、汁が牛乳のやうになる、あつさりしてゐてうまい)これがホントウのユドウフだ!」と日記に書き記しているほどです。温泉湯どうふは嬉野の伝統の味として、地域の暮らしに根付いています。

佐賀県
嬉野温泉湯どうふ振興協議会
https://spa-u.net/facility/2017/07/post-23.php