未来の100年フード部門〜目指せ、100年!〜
令和5年度認定
栗おはぎ
宮崎県美郷町周辺の家庭で秋のおやつとして食べられている栗おはぎは、栗の産地である里山で育まれてきた食文化です。栗は鮮度が命、傷みやすく、朝作られたものが夕方には食べられなくなることから、各家庭や地域のみで受け継がれています。80代の方に伺うと昭和20年代頃は、小豆が貴重で手に入りにくかったため、山に自生する山栗を拾い、おはぎを作ってもらい、おやつとして食べられていたようです。産地の特徴を活かし、栗の風味豊かでホクホクした栗と、しっとりとしたもち米が融合した栗の産地美郷町が育んだお菓子です。今でも家庭で食べられていますが、美郷町内のお菓子屋でも販売されるようになり、秋になると県外からも栗を求めてお客様がいらっしゃいます。美郷町では、栗おはぎを食べる文化とともに産地を守り、宮崎美郷栗のブランド化を目指しています。
