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全国各地の100年フード

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栃木県

未来の100年フード部門〜目指せ、100年!〜
令和6年度認定

佐野のいもフライ

佐野市が発祥とされるいもフライ。蒸した(茹でた)じゃがいもの皮を剥き、一口大に切って串に刺し、衣をつけてカリッと揚げ、フルーティーなソース(地元で造られている)をつけたもの。竹串に刺してあることがポイントで、市内に多くの竹細工屋があり、竹串が入手しやすかったことなどから、購入した人が食べやすいようにと考えられたようです。現在でも佐野市内にはいもフライの専門店が販売を続け、各店舗の特色を活かし競い合っています。現在では、佐野ラーメンと共に佐野市のB級グルメとしても認知され、観光客の方や出張でお越しになる人、わざわざ遠方より「いもフライ」を食べに来てくださる方もたくさん見受けられるようになりました。いもフライマップ(訪日外国人向けの英語表記もあり)を片手に食べ歩きをするほど人気が出てきています。
佐野のいもフライ
栃木県
未来の100年フード部門〜目指せ、100年!〜
令和3年度認定

宇都宮餃子

「宇都宮餃子」は、戦後、満州から帰還した陸軍第14師団の将兵たちが本場中国の餃子の製法を持ち帰ったと言われており、学校帰りや仕事帰りなど食事以外の時間にもこよなく愛されてきたソウルフードです。焼餃子が基本ですが、揚餃子や水餃子も人気です。特に水餃子はお湯の中に調味料を直接入れてスープのように食べるのも宇都宮流です。注文方法も独特で焼餃子一人前を「シングル」、二人前を「ダブル」、三人前を「トリプル」と呼び、焼餃子二人前とライスを注文する時は「ダブル・ライス」と言います。「宇都宮餃子」はメニュー名ではなく、宇都宮餃子会に正組合員として加盟しない限り掲げることが出来ないご当地ブランド名です。宇都宮市に本社・本店があり、栃木県内で製造していることなどが主な加盟条件です。味や作り方、原材料などについて縛りをつけてはおりません。店主の数だけ味があり、食べ比べていただく楽しみがあります。
宇都宮餃子
栃木県
伝統の100年フード部門 〜江戸時代から続く郷土の料理〜
令和3年度認定

しもつかれ

「しもつかれ」は、大根、人参を「鬼おろし」で粗めにすりおろし、鮭の頭、大豆、油揚げなどと柔らかくなるまで煮て、酒粕を入れてさらに煮込む滋味深い郷土料理です。諸説ありますが、平安、鎌倉時代に都で食べられていた炒った大豆に酢をかけただけの「酢むつかり」という料理が起源で、江戸時代中期、天明の飢饉の頃(1781-1789)、稲荷神社に供えた時に今の形になったとも言われています。主に親から子へ継承され、お正月で残った鮭の頭と節分で残った大豆を有効活用した料理であり、初午の日に無病息災、疫病退散などを祈願し、赤飯と共に稲荷神社に供える行事食です。お正月で残った鮭の頭と節分で残った大豆など食材を余すことなく活用する「MOTTAINAI」精神、ご近所七軒にお裾分けする「シェアする文化」、互いの家の味を認め合う「ダイバーシティ」など現代のSDGsにつながる精神性も継承してきた料理とも言えます。
しもつかれ
栃木県