近代の100年フード部門〜明治・大正に生み出された食文化〜
令和4年度認定
田芋(ターンム)料理
田芋(ターンム)料理は、大正初期から受け継がれてきた沖縄の催事行事にはかかせない琉球王朝時代の歴史をしのばす料理です。子孫繁栄を意味する伝 統料理の一品です。 琉球王国の冊封使へのおもてなしである宮廷料理を盛り付けるトゥンダーブン(東道盆:琉球漆器の代表的な器)の中に盛り付けられる最高峰の食材の1品でもありました。 この度の田芋(ターンム)料理は、本部町在住の松本ヤス子さんの先代より受け継がれてきた味を再現しました。質の良い田芋を選定してひと手間かけて料理します。田芋の収穫→洗い→煮る→皮をむく→整形(重箱及び器に合わせて長方形→味付とします。味付けは、醤油、黒砂糖、ざらめ、しょうがを合わせて煮込みまして、1分~2分で仕上がります。田芋を茹でて角切りにして、砂糖醤油で煮詰めて味付けしてことで、田芋のコクを出す美味しい味つけとなります。
沖縄県
やんばるチームどんどん協議会
https://yambaru-chimudondon.okinawa/